リチャードニクソン暗殺を企てた男

を見てまいりましたよ。
ショーンペンが素晴らしい演技を披露。

平凡なセールスマンのサム。妻は三人の子供をつれて家を出ている。
別居中の妻には恋人がいるし、子供たちとも週に一度ほんの短い時間しか会えない。
営業成績は芳しくない。事業を興そうとしても融資を断られ、実の兄には縁を切られ。
一人、テレビディナーしながら見てるTVの中にはウォーターゲート事件の渦中のリチャードニクソン
毎日、毎晩、同じことの繰り返し。
タイムカードのシーンとかポストを開けるシーンとか
パラノイアに陥っていくさまがすごくリアル。
サムはこう、なんというか、現代の日本の若者のような男だな、と。
まだ感情がうずうずしてて理性的に言葉にするところまで至ってません。
誰の中にもある一部分。けして他人事なんかではないはず。
トリガがあるかないかの違いだけ。